感性をみがく色彩検定3級春編: 「ニュートンの色彩」2019年版 e色彩学校 の感想
参照データ
タイトル | 感性をみがく色彩検定3級春編: 「ニュートンの色彩」2019年版 e色彩学校 |
発売日 | 2013-12-13 |
製作者 | 長谷井康子 |
販売元 | e色彩学校 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 資格・検定・就職 » 美容・趣味・教養 » 色彩検定 |
購入者の感想
本書は「色とは何か?」を、光と物と眼の性質から多数の図を使って説明しており、検定を受けなくとも楽しく、分かりやすい。
本書を読んでいるとき、たまたま武田邦彦著『日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた』(書評済)も読んでいた。
その中で、武田氏が50歳のときに左目を失明し、手術で視力は回復したが、視界の左半分が黄色になった経験を書いている。
眼科医いわく、「青色の細胞が死んだのですね」。
評者はすぐには分からず、本書を紐解いて納得した。(役に立ちました)
さらにスゴイことが書いてある。
半年たったらその黄色が普通の色に見えるようになったとのこと。
眼科医いわく、「(細胞は死んでも)脳が補正することがあります」。
ということなら、明治初期のカラー写真のように、脳の中の「絵師」は黄色の写真に色を塗っているということになる。(これは捏造ですね)
本書は、眼の機能をカメラの構造と対比して説明している。
基本としては正しいとしても、ディジタル・カメラを操作してみれば、実は全く機能が違うことはすぐ分かる。(頭を傾けても、「世界」はカメラのようには傾かない、とか)
脳の関与する視覚はなんと巧妙なものか。
本書をベースにして、しばしアリスの世界(=現実!)を考えてみるのも面白い。
本書を読んでいるとき、たまたま武田邦彦著『日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた』(書評済)も読んでいた。
その中で、武田氏が50歳のときに左目を失明し、手術で視力は回復したが、視界の左半分が黄色になった経験を書いている。
眼科医いわく、「青色の細胞が死んだのですね」。
評者はすぐには分からず、本書を紐解いて納得した。(役に立ちました)
さらにスゴイことが書いてある。
半年たったらその黄色が普通の色に見えるようになったとのこと。
眼科医いわく、「(細胞は死んでも)脳が補正することがあります」。
ということなら、明治初期のカラー写真のように、脳の中の「絵師」は黄色の写真に色を塗っているということになる。(これは捏造ですね)
本書は、眼の機能をカメラの構造と対比して説明している。
基本としては正しいとしても、ディジタル・カメラを操作してみれば、実は全く機能が違うことはすぐ分かる。(頭を傾けても、「世界」はカメラのようには傾かない、とか)
脳の関与する視覚はなんと巧妙なものか。
本書をベースにして、しばしアリスの世界(=現実!)を考えてみるのも面白い。