危ない会社は一発でわかる―キャッシュ・フロー計算書読解法 の感想
参照データ
タイトル | 危ない会社は一発でわかる―キャッシュ・フロー計算書読解法 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 前川 修満 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062177160 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
不祥事、大事件も、記者会見の結果を流すだけのものが多いが、この本では、一次情報ともいうべき決算書(とくにキャッシュ・フロー計算書)を紹介して解説がなされており、たいへん面白かった。
オリンパスの投資キャッシュ・フローと営業キャッシュ・フローの不自然さは、まさしく著者の指摘するとおりであり得心した。また、大王製紙の多額の貸付金についても、キャッシュ・フロー計算書にはあらわになったことにも得心した。
一番面白かったのは、4章で紹介された粉飾決算の辻褄合わせの様子である。このあたりの記述だが、不思議なことに、粉飾決算をする当事者を責めるような雰囲気が感じられない。それでいて粉飾が会社を死に追いやる様子が淡々と説明されており、面白かった。
この本のあとがきには、粉飾の疑いのあるV社という上場会社が登場する。V社の実名は伏せられているものの、今後、この会社がどうなるかに大いに興味を持った。
オリンパスの投資キャッシュ・フローと営業キャッシュ・フローの不自然さは、まさしく著者の指摘するとおりであり得心した。また、大王製紙の多額の貸付金についても、キャッシュ・フロー計算書にはあらわになったことにも得心した。
一番面白かったのは、4章で紹介された粉飾決算の辻褄合わせの様子である。このあたりの記述だが、不思議なことに、粉飾決算をする当事者を責めるような雰囲気が感じられない。それでいて粉飾が会社を死に追いやる様子が淡々と説明されており、面白かった。
この本のあとがきには、粉飾の疑いのあるV社という上場会社が登場する。V社の実名は伏せられているものの、今後、この会社がどうなるかに大いに興味を持った。