S霊園 怪談実話集 (角川ホラー文庫) の感想
参照データ
タイトル | S霊園 怪談実話集 (角川ホラー文庫) |
発売日 | 2019-07-24 |
製作者 | 福澤 徹三 |
販売元 | KADOKAWA |
JANコード | 9784041081945 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー |
購入者の感想
本書は、かつて刊行されていた怪談雑誌「幽」に発表された作品と数編の書下ろしからなっています。実話系怪談の本も、知らない作家さんがどんどん出てきて百花繚乱状態状態のようです。作家さんの中には、内容がやたら禍々しい上、本を読む際はくれぐれも自己責任でなどとあおっていてあまり読後感がよくない方もいるのですが、福澤さんの場合は(上から目線ですみませんが)、怖い話を福澤フィルターで消化して、さらっとまとめたバランスがとてもよく、面白い怪談として安定しているという印象で、本作でもそれは健在です。
この夏は福澤ファンにはうれしいことに怪談師の糸柳さんが取材した話を福澤さんが書き起こした「忌み地」という作品も出ています(こちらは土地にまつわる因縁話で結構まがまがしいです)。どちらも読みごたえがありますのでおすすめです。
この夏は福澤ファンにはうれしいことに怪談師の糸柳さんが取材した話を福澤さんが書き起こした「忌み地」という作品も出ています(こちらは土地にまつわる因縁話で結構まがまがしいです)。どちらも読みごたえがありますのでおすすめです。