基地の政治学 の感想
参照データ
タイトル | 基地の政治学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 川名 晋史 |
販売元 | 白桃書房 |
JANコード | 9784561961260 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
本書は歴史の教科書では素通りされる、戦後の極めて短い期間(約5年)の米国における
基地計画および獲得に関する変遷について考察し、基地の展開の可否に関する普遍的な法則
を見出そうとした意欲作であり、歴史書でもある。
戦争が終結して予算削減や動員解除の只中では基地計画は拡大方向に進み、逆に冷戦が現実味
を帯び始めた頃には基地計画が縮小されていったのは何故か?という疑問に対する答えを提供
している。
難点は地域名(基地が計画される)と地図が一般人には頭の中でリンクしない(例えば
グリーンランド内の地名)、その時々の地図の併記があればより理解を深められただろう点と
特に多く出てくる米国軍人の肩書や組織の肩書の意味や上下関係等がよく分からない点である。
基地計画および獲得に関する変遷について考察し、基地の展開の可否に関する普遍的な法則
を見出そうとした意欲作であり、歴史書でもある。
戦争が終結して予算削減や動員解除の只中では基地計画は拡大方向に進み、逆に冷戦が現実味
を帯び始めた頃には基地計画が縮小されていったのは何故か?という疑問に対する答えを提供
している。
難点は地域名(基地が計画される)と地図が一般人には頭の中でリンクしない(例えば
グリーンランド内の地名)、その時々の地図の併記があればより理解を深められただろう点と
特に多く出てくる米国軍人の肩書や組織の肩書の意味や上下関係等がよく分からない点である。