ディザインズ(4) (アフタヌーンKC) の感想

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参照データ

タイトルディザインズ(4) (アフタヌーンKC)
発売日2019-10-23
製作者五十嵐 大介
販売元講談社
JANコード9784065171776
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

「アフタヌーン」5月号の連載完結から半年…待たされましたが、超・大幅加筆にて次巻完結へ。連載時は早足に感じた後半の展開が、エピソードが濃く描き足された事で納得の展開になっている気がします。
例えば連載では、「戦うメイド」ジャスミンちゃんの大ピンチ・・・でどうなったのか判らないままだったのが、ちゃんと描かれています。実は最終回を読んだ時に、ひょっとしてこんな展開になったのかな? と想像した通りだったのがチョット嬉しかったりして(笑)。
また、第1話の冒頭の「事故にあった少年」のエピソードが回収されています(これも連載ではCutされていた気がする)が、これには結構ショッキングな展開が待ち受けています。
これだけ内容が濃い作品なので、もっと長い連載になると思っていました。大体7巻ぐらいかな・・・と。なので、大幅加筆といいつつも、5巻で描き切れるのか心配だったけど、ナカナカ凄いラスト2冊になりそうな予感です。

第4巻のキモは、同じヒューマナイズド・アニマルでもオクダが創ったカエル少女やヒョウ女たちと、ビクトリアの手によるイルカ少年・少女たちの「違い」が明かされる点。あと五十嵐さんがあるインタビューで語っていた、「機械も生命のように進化するかもしれない」・・・自然界には体の一部が金属化している生物もある・・・その可能性を提示したと思われるエピソードにも注目。
以前、とある番組で外国の哲学者の方だったか、生命の進化の最初のパラダイムシフトは海中から陸に上がってエラ呼吸から肺呼吸になり、全く違った環境で生きられるようになった事で、次のパラダイムシフトがあるとしたら、人類が宇宙に出て行って、宇宙空間に適応した生物に進化する時ではないか、と語っているのを聞いて、目からウロコが落ちる思いをした。
宇宙に適応するために体を機械化するっていうSFでよくある発想って、やっぱり人間ならではのケチな思考(爆)で、ああ、生命っていうのはもっとスケールのでかいものなんだなぁ・・・そういう風に進化してゆくのかもしれない、と思ったんだよね。その代わり地球では生きられない身体になっちゃうんだろうけど(笑)。

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