ダイヤモンド・ZAi(ザイ)2015年7月号 の感想

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　ダイヤモンド・ZAIの今月号には私が最も興味を持つ株式のトレード術の特集が組まれていたので購入しました。
　株式のトレード術はこれまでも何度か特集されていました。これまで掲載されていたトレード術とは異なる方法を紹介しようという編集側の工夫も幾分感じられます。特に今月号には会社の解散やTOB(株式公開買付)またはMBO(経営陣による株式買収)などの「イベント狙い」で利益を得る方法が紹介されています。これは上級者向けのハイテクニックです。通常の株取引とは異なる知識やテクニックが必要となります。時間に余裕のある投資家はチャレンジする価値はあると思います。

　私の一番のお目当ては株式のトレード術の記事でしたが、米国株の記事も大変参考になりました。記事の最初のページに「2015 Spring&Summer」と記載されていたので年2回程度の特集かと思います。米国企業は日本企業と密接な関係を持っている企業が多いです。また米国企業の動向は日本企業の動向の予測にも役立ちます。
　この米国株の記事ではマネックス、楽天およびSBI証券で米国株を売買する方法が紹介されています。
　しかし日本国内から米国株を売買するには次のデメリットや手間があります。

・　日本株に比較して手数料が高い。
・　為替変動を考慮する必要がある。
・　米国企業の動向調査にタイムラグや英文読解の手間がかかる。

　それでも本当に自分が投資したいという米国株が見つかれば購入すれば良いと思います。
　米国企業の記事の中で次の記述が印象に残りました。

　・アップル　　　　　　　 -　アップル・ウォッチが話題だが、まだ業績貢献という点からは重要ではない。
　・IBM･マイクロソフト　-　ビジネスのクラウド化はマイナス面が大きい。

　現在大きな話題となっているテーマが必ずしも企業の業績拡大に寄与するわけではないということです。
　ダイヤモンド・ZAIには他にも投資信託やお金の貯め方の記事が掲載されています。読者は自分の興味がある記事から入れば良いと思います。