プロジェクトを変える12の知恵 -ケンブリッジ式ファシリテーション- の感想

ケンブリッジテクノロジーパートナーズ関連の書籍の中で、TOP２の本です。
（座右の書ではないですが・・・いつでも観れるように電子版と紙の両方を買ってしまいました）
もう一冊は、
「業務改革の教科書―成功率9割のプロが教える全ノウハウ」
https://www.amazon.co.jp/dp/4532319021/ref=cm_cr_ryp_prd_ttl_sol_83
ですが、そちらを読むにあたって、こちらを先に読んでいると、彼らの提唱するフレームワークや手法が理解でき、非常に良い感じです。
彼らは、首尾一貫して、既存のメンバーで、どうやって最高のパフォーマンスを発揮するかを追求しています。

彼らの提唱する手法は、ひとつひとつは、真新しさはなくありふれたものなのですが、組み合わせて使った時に絶大な効果を発揮します。

結局、イノベーションの阻害要因は、「人」だし、イノベーションをドライブするのも「人」だという点、に立脚し、現実的に、どうやって成果を最大化するかに、真摯に答えた本だと感じました。

残念なことに、少し読みにくい。
表紙の絵から簡易な入門書的な内容を期待すると、「うっ」となります。

中身は、結構ヘビーな入門書です。

ただ、後から、読み返す、あるいはプロジェクトの際に、指南書の一つとして、横に置いておくには、最適な本です。

ナッレッジを、表題の通り１２にカテゴライズして、列挙してあります。
１、プロジェクト・ゴールとCSF
２、ノーミングセッション
３、グラウンドルール
４、セッション・ゴールとアジェンダ
５、セッション・プラン
６、課題管理
７、チェックポイント
８、８０・２０
９、ファンクショナリティ・マトリクス
１０、イエローフラッグ
１１、タイムアウト・ルール
１２、Have Fan!

ざっと振り返っても、大事なことばかりだと思います。