知覚の哲学: ラジオ講演1948年 (ちくま学芸文庫) の感想
参照データ
タイトル | 知覚の哲学: ラジオ講演1948年 (ちくま学芸文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | モーリス メルロ=ポンティ |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480093899 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 西洋思想 » 西洋哲学入門 |
購入者の感想
当時のヨーロッパの思想界の各人がどのように影響を受け合い与え合いながら哲学が推進力を得てきたのかということもとてもわかりやすく書いてありました(サルトルとメルロの思想上やりとり、バシュラール、詩人ポンジュなどなど挙げればまだまだある)。メルロがフッサールの現象学を土台に身体性を思索していたことも詳しく解説してあり、「メレオロジー」に学んでた理由が、あ、そういうことか、と合点がいきました。五千円くらいの値段でも買いたいほどです。訳者の素晴らしい解説がメルロの通底した思想を読者にわかりやすく教えてくれます。