焚火の終わり 上 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 焚火の終わり 上 (文春文庫) |
発売日 | 2015-03-10 |
製作者 | 宮本 輝 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167903145 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 |
購入者の感想
大阪で育ち、現在も大阪に住む34才の町田茂樹。島根で育ち、現在は京都に住む27才の須川美花。二人は異母兄妹だと思っていたのだが…。唯一の肉親であった美花の祖母が亡くなって、二人は真実を探りはじめる。他界した茂樹の母が書き残した「許すという刑罰」と言う謎の言葉や、赤ん坊の美花を抱く顔の部分だけがくりぬかれた男の写真など、魅力的なアイテムの登場で、作品の中にぐいぐいと引き込まれていく。そして、質の高いミステリーとして上巻を読み終える。
(下巻のレビューに続く)
(下巻のレビューに続く)