孤立する韓国、「核武装」に走る の感想
参照データ
タイトル | 孤立する韓国、「核武装」に走る |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴置 高史 |
販売元 | 日経BP |
JANコード | 9784822236809 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
この「早読み深読み朝鮮半島」シリーズは、韓国政治情勢分析のシリーズですが、韓国の社会心理や文化論としても読める本です。
中華の冊封体制下での支配が長かったので、国際関係を多国間の動きとして読む事が出来ず、時の宗主国と自国の関係でしか考えられない
。人間関係が上下関係のみに縛られるために、国際関係も上下関係でしか見れない。儒教的な価値観のせいか、かくあるべしと言う理想(=多くは勝手な自分の空想)を現実に当てはめようとし、上手くいかないと現実の方を批判する。…韓国に無縁な私が、当シリーズから学んだ点です。しかし、この地域は、日米露中と言う覇権国家・大国、暴走する北朝鮮がひしめき合っております。何れ劣らぬ大物、曲者、ならず者揃いです。残念ながら、韓国より「下」の国は存在しないでしょう。
長年、日本は韓国を反共の防波堤として支えてきましたが、この数年では、中国に追従する動きをする韓国を切り捨てた方が日本の国益にかなうのでは、と言う主張もよく聞かれるようになって来ました。支え続けるのか切り捨てるのか、どちらが安全保障上得策なのか、私には判断する力は有りません。しかし、昨今の混迷する韓国情勢を見ていると、人材も科学技術も社会制度も層が薄く脆弱で、アテに出来るような国ではない事は理解できます。
とりあえず、本シリーズは、韓国人の思考パターン、行動パターンも知らせてくれます。私のような韓国文化をよく知らない一般の方に、お勧めいたします。念のため、私は「嫌韓」で申し上げているのでは有りません。世界には、社会不安な国、脆弱な社会制度しかない国の方が恐らく数は多いのでしょう。韓国が異常なわけではないと思います。日米中露の大国に挟まれて生きる中堅国家の苦しさも、推察します。しかし日本とは異なる国に、その国に対する無知故に、日本と同様の価値観や行動原理を勝手に期待することは出来ません。それが原因で我が国の大切な人命、財産、環境を危険にさらす事は、出来ないからです。
中華の冊封体制下での支配が長かったので、国際関係を多国間の動きとして読む事が出来ず、時の宗主国と自国の関係でしか考えられない
。人間関係が上下関係のみに縛られるために、国際関係も上下関係でしか見れない。儒教的な価値観のせいか、かくあるべしと言う理想(=多くは勝手な自分の空想)を現実に当てはめようとし、上手くいかないと現実の方を批判する。…韓国に無縁な私が、当シリーズから学んだ点です。しかし、この地域は、日米露中と言う覇権国家・大国、暴走する北朝鮮がひしめき合っております。何れ劣らぬ大物、曲者、ならず者揃いです。残念ながら、韓国より「下」の国は存在しないでしょう。
長年、日本は韓国を反共の防波堤として支えてきましたが、この数年では、中国に追従する動きをする韓国を切り捨てた方が日本の国益にかなうのでは、と言う主張もよく聞かれるようになって来ました。支え続けるのか切り捨てるのか、どちらが安全保障上得策なのか、私には判断する力は有りません。しかし、昨今の混迷する韓国情勢を見ていると、人材も科学技術も社会制度も層が薄く脆弱で、アテに出来るような国ではない事は理解できます。
とりあえず、本シリーズは、韓国人の思考パターン、行動パターンも知らせてくれます。私のような韓国文化をよく知らない一般の方に、お勧めいたします。念のため、私は「嫌韓」で申し上げているのでは有りません。世界には、社会不安な国、脆弱な社会制度しかない国の方が恐らく数は多いのでしょう。韓国が異常なわけではないと思います。日米中露の大国に挟まれて生きる中堅国家の苦しさも、推察します。しかし日本とは異なる国に、その国に対する無知故に、日本と同様の価値観や行動原理を勝手に期待することは出来ません。それが原因で我が国の大切な人命、財産、環境を危険にさらす事は、出来ないからです。