走ることについて語るときに僕の語ること の感想

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タイトル走ることについて語るときに僕の語ること
発売日販売日未定
製作者村上 春樹
販売元文藝春秋
JANコード9784163695808
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆

購入者の感想

私はこれまで村上春樹作品を全て読んできましたが、どの作品よりも、この本が好きです。
村上春樹が物書きとして生きるために、どのようなストイックな生活をおくっているのかが、わかりました。
「ストイックな生活」という表現はふさわしくないかもしれませんが…、毎日同じような生活を続けていくというのは想像するよりも大変なことだと思うのです。
村上春樹は「ストイックな生活」をすることで、人間がもつ本能をコントロールする生き方を楽しみ、小説という作品を職人のように書いたり削ったりしているのかもしれないと思うようになりました。
文章を書く職業は、人間を動物としてみたとき、非健康的な職業になると思いますが、村上春樹があえて、文章を書き続けているためにしてきた行動…走ること、料理や音楽愛が…人間を動物としてみたときに、健康的な生活を送るために大事な活動になるのではないかと思いました。
小説は小説家によって書かれた〝世界の一部〟ですが、このように小説家の生活を読むことで〝世界の一部〟を広くみることができました。
村上春樹作品が好きな人には、ぜひ読んで欲しい一冊です。

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