中間管理録トネガワ(8) (ヤンマガKCスペシャル) の感想
参照データ
タイトル | 中間管理録トネガワ(8) (ヤンマガKCスペシャル) |
発売日 | 2019-02-13 |
製作者 | 福本 伸行 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784065145593 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
正直、そんなに面白くはなかった。評判のいまいちだったハンチョウ最新巻は普通に笑えたけど。電車の優先席で寝転んでるのがちょっとだけ起き上がるのと、債務者の暴走をゾンビ映画っぽくやる話だけはクスッときたけど、それ以外は微妙なネタが多い。雀士の話とか、どうせだったら徹底的にアカギのパロディやりまくればもっと笑えると思うんだけど、哭きの竜との微妙なハイブリッドでなんか中途半端。シナリオ担当者、アカギはそんなに読み込んでなさそう。AI導入の話なんて小学生向けギャグ漫画レベルのしょうもなさ。自己紹介の話もわざわざまたやる程なのか。というより、1巻の自己紹介は、福本漫画の微妙な間を再現することで笑いを生んでいたんだけど、本作はもう原作から完全に離れた独立した漫画になっており、今あらためてやるのであれば単純にネタの精度だけで勝負しなくてはいけないんだけどそれが弱い。オリジナルの笑いを作るのに四苦八苦した結果、カイジでもない福本漫画からネタを引っ張って来てるのがなんとも。そのうち黒沢や銀と金ネタもやりそうだな。ギャグ漫画を8冊も続ければ流石にしんどくなるのも仕方ないし、グルメで話を作れないぶんこっちのほうがハンチョウよりネタ出しにも苦労するんだろうけど、刊行ペースを遅くしてでもいいからもうちょっと話を練って描いて欲しいところ。