BLUE GIANT SUPREME(7) (ビッグコミックススペシャル) の感想

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参照データ

タイトルBLUE GIANT SUPREME(7) (ビッグコミックススペシャル)
発売日2019-02-28
製作者石塚真一
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

待ちきれずに、Amazon予約で購入。今読み終わりました。

小さな町のフェスを軽く見ていた大プレイヤーサム・ジョーダンとナンバーファイブの掛け合いが、見事な描写だった。
この漫画のだいご味は、人物たちの手寧な性格描写。主人公・大の純粋なジャズへの思いと、情熱のプレイで、周りの人間が変わっていく様がたまらなくいい。

その過程で描いているのが、「音楽ってなんだろう」という問いかけ。
しばしばみられる、プレーヤーの過去の練習風景、音楽への憧憬、それがすべてステージに集約される様を、感動的に描いてくれる。

とても読んでいてうれしい変化は、ナンバーファイブのメンバーたちが次第に一つになる姿。
ずっと、ゆっくり丁寧に描いている。

父親の病気で帰国する主人公・大の代わりに登場する、若いイギリス人のテナー、アーネストの技術に圧倒されながらも、メンバーは大を待つことを心から選んで、アーネストが出演を前提としたビッグチャンスを断ってしまう。

この作者・石塚さんの優しい人間性とジャズへの思い、また僭越ですが彼が作家としてますます成長していく中で、この物語がこれからも読み手に、ますます深い感動を与えてくれることを予感させます。

本当に、素晴らしい物語です!

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