精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方 の感想
参照データ
タイトル | 精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アレン・フランセス |
販売元 | 金剛出版 |
JANコード | 9784772413527 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 精神医学 |
購入者の感想
アメリカ精神医学会の操作的診断マニュアルであるDSM-5。
そのDSM-5が万能ではないことを説き、使い方を述べる本。
たとえば自閉症スペクトラムでは
これまで古典的自閉症とアスペルガー症候群に分類されていたものが、
連続体として(グラデーションで)診断されることになったことを説明。
除外診断例も挙げるが、
特に見誤りやすいのは不安障害(訳語としては社交恐怖)であると私は考える。
また次のような記述もある。
・自閉症スペクトラムと診断された人々は、やり遂げることができると感じるものが減り、
診断されなければ開かれていた道が閉じられてしまう。
・奇妙さというものは人生のスパイスであり(中略)一般の個人差と
いつの間にか同程度のものになっている。
・(自閉症スペクトラムへの)(教育上の・社会生活上の)サービスは確かに必要なものであるが、
DSM診断は、その利用を決めるのに必ずしも有用かつ適切な方法ではない。
初学者および、いたずらに心療内科の看板を掲げる安易な医師は
須く本書の内容を強く意識すべきである。
そのDSM-5が万能ではないことを説き、使い方を述べる本。
たとえば自閉症スペクトラムでは
これまで古典的自閉症とアスペルガー症候群に分類されていたものが、
連続体として(グラデーションで)診断されることになったことを説明。
除外診断例も挙げるが、
特に見誤りやすいのは不安障害(訳語としては社交恐怖)であると私は考える。
また次のような記述もある。
・自閉症スペクトラムと診断された人々は、やり遂げることができると感じるものが減り、
診断されなければ開かれていた道が閉じられてしまう。
・奇妙さというものは人生のスパイスであり(中略)一般の個人差と
いつの間にか同程度のものになっている。
・(自閉症スペクトラムへの)(教育上の・社会生活上の)サービスは確かに必要なものであるが、
DSM診断は、その利用を決めるのに必ずしも有用かつ適切な方法ではない。
初学者および、いたずらに心療内科の看板を掲げる安易な医師は
須く本書の内容を強く意識すべきである。