GOLDEN☆BEST 西城秀樹 シングルコレクション の感想

私の若い頃には、流行歌手がいっぱいで、あまり誰にも関心がなかった。ただ、６～７年前ある音楽番組で「西城秀樹の歌だけがどれだけ伴奏オーケストラや早さを変えても毎回ぴったり音が合う。これは稀有なこと」との言葉を聞いて、注目するようになった。彼は、歌う時自分流に勝手にくずして歌ったりしない。注意深くきちんと丁寧に歌っている。踊り（振り）でもラフなようで行儀のよい踊り方だ。あまり、女性関係の変な噂は、無かった。今考えてみると、全盛期は大変若かったのに、しっかりしていた歌手だったのだなあ・・と思う。ファンのみならず芸能界の女性陣からも随分あこがれられたと思うのに,浮いた噂は無かった。彼の実の姉さんの紹介で、素人のお嫁さんと結婚して、３人の子供に５０近くなって恵まれた。今六十三でなくなり、さぞかし妻や子供たちのことが心残りであったろうと思う。彼の晩年の病気との闘いは、あまりに悲しく可哀そうで泣けてくる。あの世で、病の痛みも忘れて幸福になって欲しい。彼は生前自分の代表作としては、ブルースカイブルーを・・と思っていたそう。私も大好き。
ユーチューブで、彼の若い頃のまじめな歌い方や、振りを見ていると、しみじみとしてきて、心が洗われるような気がする。現代にはもう秀樹さんの様にステキで、且つ実力のある歌手はいない。アイドルの嵐五人がかかっても、秀樹さん一人の足元にもかなわない。

お葬式の日も、雲一つないブルースカイブルーだった。秀樹さん、さようなら。素敵な歌とあなたのルックス、永遠に忘れられません。

改めて、聴いてみたくなり購入致しました。どの曲も懐かしく、その当時の事を、色々と思い出しました。ご冥福をお祈り申し上げます。