脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし の感想
参照データ
タイトル | 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鶴見 済 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103324614 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 |
購入者の感想
鶴見済という名前は自分にとってはやはり
「完全自殺マニュアル」とともに心に刻まれております。
ああいう時代を画すような斬新な著作を生み出す人には、
注目をしつづけていきたいものです。
そういう本書はというと、「グローバル経済が蝕む暮らし」
という副題のとおりの内容になっております。
現代は、とても身近なものからしてほとんどが世界につながっていて、
本書にはいろんな例が出てきますけど、
たとえば缶コーヒーなんかも
まったく消費する側の人々の身の回りの原料ではできていないと。
「南」を搾取することで初めて成立するものだと。
やっぱり意識して見ないと見えるものも見えないんですよね。
本書に出てくるほとんどのものが、
「いわれてみればそうなんだろうなあ」というようなものです。
水道水なら5リットル1円にも満たないのに
わざわざエビアンやボルヴィックを買う無駄な行為とか、
確かにねえ、なんなんでしょう。
というように改めて考えれば思うのだけど、普段はスルーしている。
そういう現実を本書のような形で知ってしまえば、
「こういうのってなんかおかしいなあ」と思いますよね。だいたいの人は。
でもまただいたいの人はしばらくするとすっかり忘れて、
またマクドナルドで食べてコーヒー飲んで新しい服を買うと。
とはいえね、それは仕方がないし、それでいいと思うのです。
でも、現実は確かにこういう形で動いていて、
われわれが日々簡単に享受しているものたちは、
こうした搾取から得られた果実であったり
無駄使いの極致であったりすることを、
折に触れて思い出すというようなことからはじめればよいのだと思います。
知ることが大切だと。無知は罪なことですから。
しかしアメリカですよね、この場合の悪の枢軸は。
戦後日本に学校給食のような形で小麦を押し付けたとか。
たばこもそうだというし。
「完全自殺マニュアル」とともに心に刻まれております。
ああいう時代を画すような斬新な著作を生み出す人には、
注目をしつづけていきたいものです。
そういう本書はというと、「グローバル経済が蝕む暮らし」
という副題のとおりの内容になっております。
現代は、とても身近なものからしてほとんどが世界につながっていて、
本書にはいろんな例が出てきますけど、
たとえば缶コーヒーなんかも
まったく消費する側の人々の身の回りの原料ではできていないと。
「南」を搾取することで初めて成立するものだと。
やっぱり意識して見ないと見えるものも見えないんですよね。
本書に出てくるほとんどのものが、
「いわれてみればそうなんだろうなあ」というようなものです。
水道水なら5リットル1円にも満たないのに
わざわざエビアンやボルヴィックを買う無駄な行為とか、
確かにねえ、なんなんでしょう。
というように改めて考えれば思うのだけど、普段はスルーしている。
そういう現実を本書のような形で知ってしまえば、
「こういうのってなんかおかしいなあ」と思いますよね。だいたいの人は。
でもまただいたいの人はしばらくするとすっかり忘れて、
またマクドナルドで食べてコーヒー飲んで新しい服を買うと。
とはいえね、それは仕方がないし、それでいいと思うのです。
でも、現実は確かにこういう形で動いていて、
われわれが日々簡単に享受しているものたちは、
こうした搾取から得られた果実であったり
無駄使いの極致であったりすることを、
折に触れて思い出すというようなことからはじめればよいのだと思います。
知ることが大切だと。無知は罪なことですから。
しかしアメリカですよね、この場合の悪の枢軸は。
戦後日本に学校給食のような形で小麦を押し付けたとか。
たばこもそうだというし。