0 to 100 会社を育てる戦略地図 の感想

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会社を見る目を養うhowto本です。
起業家向けの本だと思って手に取りましたが、
全ての働く人が読んでためになる本だと思います。

本著では、各企業の成長過程を6つのフェーズに分けて整理してくれていて、それぞれのフェーズで抱える問題、問題が発生する原因、それに対する打開策を明確に記載してくれています。
扱う商材や事業によって抱える問題は違うと思われるかもしれませんが、クックパッドやランサーズといったメガベンチャーを育て、数十社のベンチャー支援している著者だからこそ、見いだせた共通項があり、これらを紐解いてみることで、自分の置いている環境を少し客観的にみるヒントになると思います。

起業家も
マネジメント層も
現場で頑張っているプレイヤーも
転職を考えている人も

ビジネスという環境では、組織はありつつも結局は１人です。

「今の会社がこれからのぼっていく朝日なのか、
それとも沈みかけている夕日なのかをまず見極めるべきです。
現在の会社のフェイズを正しく捉えることで、取るべき行動は変わります。
そこに成功と失敗の境界線があるといえるでしょう」（はじめにより）

ビジネスマンとして力強く生きていくために、あと3回読んで、自分の頭に落とし込みます。

起業における重要なポイントが、0前（ゼロマエ）から100まで順番通りに記載され、頭にスッと入ってきます。
各フェーズでの内容も、上辺だけの説明ではなく、実体験に基づいた説明なので、実戦的で説得力があります。
僕自身起業家をして長いですが、それでもここまで丁寧に説明されると、少し漏れがあったところが補完されて参考になるばかりです。
起業家を志す人だけでなく、現在起業家をされてる方、そしてどのフェーズにおいてもオススメです。
まさに新たな必読書の誕生だと思います！