ディメンション W 13巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックスSUPER) の感想

　「シンジケート」の手がかりを求めてインドに乗り込んだキョーマたち。待ち構えていた
刑事のハンスに回収屋のチャンドラ殺害犯と間違えられるが、ハンスの妹サシャが失踪
した件で手を組むことに。彼女が消えた川の上流、山の中腹にはコイルを穢れた物として
拒絶するカルト集団「オーガン」の施設が……。
　怪しい教団に潜入するキョーマとミラの冒険と戦いが楽しく熱い１３巻。教団の教祖が
やっぱりやらしい奴だったのでちょっとしたエロシーンも。実はこの教祖が百合崎博士と
因縁があったため、ミラと衝突することに。“父” を侮辱され彼女の中にわきあがる新たな
感情、それはミラを次のステージに導くのか…？　
教団の裏を暴いても一難去ってまた一難、やはりそこには「シンジケート」の影が。
　他にも「シンジケート」に拉致されたジェイソンやキャシディたちを待っていた過酷な
試練、ある場所に集結するミラの“姉妹” たちなど、先行き楽しみな要素色々。
「シンジケート」との戦いは佳境へと入っていきます。
　
巻末には何と「シンジケート」の解説コーナー。ドレイク様に逆らわぬ方が身のためだぞ！
　
　ちなみにこんなサイバーな作品ですけど、表紙やカラーページなど未だに絵の具で
塗っているのですと。