火ノ丸相撲 17 (ジャンプコミックスDIGITAL) の感想

構成力に定評のある川田先生が今まで丁寧に誠実に積み重ねてきたものの集大成が
本巻に収録されているＩＨ最終日、結びの一番「鬼丸国綱」対「草薙剣」にある。

構成を丁寧に誠実に積み上げることはその時々の勢いを
削いでしまうというデメリットも確かにあるが、
１７巻かけて積み重ねてきたものが、
死闘の決着に向けて徐々に集約するにつれて
ボルテージも上がり続け、ラストのページでは最高潮。

いやー、凄かった。読み続けて良かった。
なかなかこういった漫画にお目にかかれない。
文句なしの★５。

書下ろしおまけ漫画「番外編」五條礼奈と堀千鶴子その後も収録。
本編が熱くて硬派すぎるあまり、なかなかお目にかかれない
単行本だからこそのネタで笑えてほっこりする（笑）