リヴォルト ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray] の感想

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この作品は、あるアフリカの場所で(ナイロビ？)戦闘中の爆風で吹き飛ばされた
アメリカ兵のボーさんが、留置所で目を覚まします。その後、フランス人女医の
ナディアさんと一緒に恐ろしい地球外生命体から攻撃を受けながら、またある時
は人間からも無法地帯となった地球になったことを思い知らされ、安全とされる
アメリカ軍基地を目指すアクション・サバイバルムービーです。
ここに出てくるエイリアンのロボットの破壊光線の設定が、あまりにもスピルバ
ーグ監督の「War of the Worlds」を思い出すものとなっていることや、ラスト
のシーンが、どことなくエメリッヒ監督の「Independence Day」と似ていると
ころが、Sci-fiファンの心を置いてきぼりにする作りとなっています。
途中女医のナディアさんと別れ離れになった主人公一人が、何故、多くのエイリ
アンのロボットからの攻撃に耐えられたのかが、後半でわかるシーンやこれをア
メリカやヨーロッパの大都市の崩壊を描いた設定にしなかったのが、ある意味、
アメリカや中国を筆頭に全ての国自体の消滅後のサバイバルとして描いたことが、
この監督の思い通りの映画に仕上がったように感じられ、小規模な数でしか、最
早行動できなくなり、あたかも人類が蟻かゴキブリになったかのようにサバイバ
ルする人類の姿は、見るものを飽きさすことをしない作りとなっています。
確かに、物語の説明が不十分なところがあったり、過去にヒットした映画をかな
り強くインスパイアしているところがある、B級色バリバリで、ほとんど知らな
い俳優さんばかりですが、監督の世界観が何故か、じかに肌に感じるものがあり
ます。