Too many people Music Video + いろいろ [DVD] の感想

見終わった後、「よくここまであのASKAが戻ってきたな」と感無量になりました。
顔つきは多少変化したものの、しゃべり方や独特の理論、圧倒的な存在感はまさにASKAです。
とにかく、こんなに精力的に活動するのは、90年代のチャゲアス全盛期以来じゃないでしょうか？
「作詞にかかった時間はすべて4時間以内」とのインタビュー発言を聞いて、ファンなら誰もが驚くでしょう。
そう、あのASKAがですよ。でも、それだけ集中して音楽と向き合ってきたという証でもあると思います。

チャゲアスの成長を見続けてきた田家秀樹さんがインタビュアーだからこそ、ASKAも本音で語れたのでしょう。
「引退」という言葉を口にした時は、それだけの強い思いがあってこその活動なんだなと理解できます。
「チャゲアス再始動」について語る時、ASKAは語気を強めます。チャゲアスへの深い愛を感じる瞬間でもあります。

事件の代償は計り知れないですが、まさに「ショック療法」のように、音楽家としてASKAが再生し、進化していました。
まるで、一本の映画を見たようなMV。ASKA復活の幕開け。いよいよ始まるな、そんな印象です。