俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫) の感想

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参照データ

タイトル俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 (電撃文庫)
発売日販売日未定
製作者伏見 つかさ
販売元アスキー・メディアワークス
JANコード9784048700528
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

色々な変化を感じます。

まずは、あれほど「オタク、何それ?」な傍観者的スタンスだった京介の変わりっぷりは、最初の頃と比べると、驚きのレベルです。
今までの出来事を思い返せば必然的と言えますが、彼の心の中で成長しているオタクの側の目線と、元々持っているいわゆる平均的高校生の目線が混じって、魅力的な人物に成長してきたように思えます。
そう思うと「桐乃が彼氏を連れてきた」時のお父さんの情けなさは、京介と対照的に映りますが、まぁ、男親ってそういうモノなんだよな、と思いますので、オッサン読者としては、あのお父さんの事は擁護します。

一方の桐乃は桐乃で相変わらずですが、色々な事を努力しながらも多角的にこなしていた天才美少女的な立ち位置から、兄萌えの妹色が強くなっていて、まぁ、これも必然とは言いながら、もっとツンツンしていて欲しいと思います。
さすがに、あやせさんほどとび抜けなくても良いんですが、ホント、周囲の腐女子といい、シスコン野郎といい、マトモな人間が出て来ねえなぁ(笑)

意外とマトモな常識人なのは、黒猫なのかもしれません。
今回、痛い言動は少なくなった上に、妹たちの世話をする彼女様子が間接的に描かれています。
お風呂に入れてあげたり、ラジオ体操に一緒に行ったりと、今までの「らしく」ありませんが、今回の彼女からは、それらが「らしく」感じます。
また、マトモな人間と言えばもう1人、地味子こと麻奈美がいましたね(地味子って言うな!!)
京介の安楽の地として登場していた彼女でしたが、今回は、ほとんどモブ扱いです。
妹の事になると、むしろ自分から騒動に頭から突っ込んでゆくようになった「積極的」な京介にしてみれば、そういう存在は不要なのでしょうか?
ケンカをした後の、黒猫と桐乃との会話は具体的に描かれていませんが、その影響もあって、大胆にして素直になった「白猫」モードの黒猫との関係を考えると、次の巻に起きるであろう波乱に期待せざるをえません。
さらに、女性らしさが出てくるようになった沙織との微妙な距離感といい、どちらにしても京介のラノベ的主人公補正のモテ設定が表立ってきたような気がします。

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