アクセル・ワールド7 ―災禍の鎧― (電撃文庫) の感想

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参照データ

タイトルアクセル・ワールド7 ―災禍の鎧― (電撃文庫)
発売日2016-07-23
製作者川原 礫
販売元KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

前巻の終わりから本巻冒頭への繋げ方と、読者に対するミスリードの
しかたがうまい。
本巻の序盤では、なぜクロム・ディザスター(災禍の鎧)が生まれたのかが
明らかになりますが、それがハルユキの夢としてプレイバック
されたものなのか、読者にのみ与えられた情報なのかがあいまいなまま、
少し悲しい話が展開されています。

シルバー・クロウとアーダー・メイデンが思いもがけず潜り込むことができた
『帝城』についてや、トリリード・テトラオキサイドとの邂逅、
帝城を含む東京のランドマークに鎮座していた、
北斗七星をモチーフとしている『七の神器(セブン・アークス)』、
ISSの真相を追い、逆に危機に陥ったタクムとの交戦にすべての情報が
盛り込まれておらず、それぞれについて複数のフラグが立ったまま
第8巻に続くため、第3巻と第4巻と同様、第8巻を用意の上、
一気に読み進めることをおすすめします。

もしかしたら作者は、ハルユキ自身が、初期ほどではないにせよ、
自身を卑下し続けている一方で、タクムが常に前に進もうとする
ハルユキの姿勢を羨ましがったり、ある意味において『似た者同士』である
黒雪姫がハルユキに好意を持ち続けていることを
コンスタントに描くことにより、自分のことは自分でも分からない部分があり、
自分のことをあまり悲観するものではないよと言うメッセージを
含めているのでしょうか。ハルユキの性格は、よく言えば
謙虚でストイックという捉え方もできますし。
一方で、自分にもそんな部分があるのでは? と思うのは自身の奢りでしょうか。

だからさぁ、お前ら人前でいちゃいちゃできるなら、リアルでチューしちゃいなよ。

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