R65 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | R65 [DVD] |
発売日 | 2007-06-27 |
監督 | 古屋雄作 |
販売元 | Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(D) |
JANコード | 4582192935187 |
カテゴリ | » DVD » ジャンル別 » お笑い・バラエティ |
購入者の感想
ある一人の豪腕投手がいた。
しかし彼が豪腕であることは誰にも知られていなかった。
彼は160キロの剛速球を持っていたが、「どこに向かって投げたら良いのか」が
分からなかったからだ。そもそも彼はストライクゾーンですら教えられていなかった。
その豪腕とは、本作品「R65」を企画・脚本・監督した古屋雄作である。
圧倒的な発想力と類稀なるセンス、「天才」と形容するに最もふさわしいこの男は、「スカイフィッシュの捕まえ方」シリーズそして「温厚な上司の怒らせ方」シリーズを世に送り出すことを通じて、少しづつ、少しづつ、「自分がどこに投げればいいのか」を体感しし、そして今回、「自分の表現したいこと」と「お客さんが求めているもの」が重なり合うまさにそのど真ん中に「R65」という作品を投げ込んできたのである。
完成した状態のサンプルDVDを「できたよん」と手渡された僕は、その日のうちに自宅で見た。笑った。爆笑した。もう1回見た。爆笑した。また見た。爆笑した。見終わって、思った。「何をやっているんだ俺は……」。こんな面白い作品を、笑って見ている場合じゃない。4度目の再生を断念し、焦りながら自分の仕事に向かった。
「R65」は笑いを愛する全ての者を笑わせ、そして笑いを志す全ての者を焦らせる、そんな作品である。
2007年6月。松本人志の「大日本人」、そして北野武の「監督・ばんざい!」世間の注目がこの二人の巨人の作品に集まる中、人知れずひっそりと、一人の怪物が息吹を上げたことをここに記しておく。そして(それは近い将来であろう)古屋雄作という才能が世に認知された日に「あ、僕なんで。彼の才能一番最初に見抜いてたの、僕なんで」と言う権利は、この水野敬也にあることをここに記しておく。
しかし彼が豪腕であることは誰にも知られていなかった。
彼は160キロの剛速球を持っていたが、「どこに向かって投げたら良いのか」が
分からなかったからだ。そもそも彼はストライクゾーンですら教えられていなかった。
その豪腕とは、本作品「R65」を企画・脚本・監督した古屋雄作である。
圧倒的な発想力と類稀なるセンス、「天才」と形容するに最もふさわしいこの男は、「スカイフィッシュの捕まえ方」シリーズそして「温厚な上司の怒らせ方」シリーズを世に送り出すことを通じて、少しづつ、少しづつ、「自分がどこに投げればいいのか」を体感しし、そして今回、「自分の表現したいこと」と「お客さんが求めているもの」が重なり合うまさにそのど真ん中に「R65」という作品を投げ込んできたのである。
完成した状態のサンプルDVDを「できたよん」と手渡された僕は、その日のうちに自宅で見た。笑った。爆笑した。もう1回見た。爆笑した。また見た。爆笑した。見終わって、思った。「何をやっているんだ俺は……」。こんな面白い作品を、笑って見ている場合じゃない。4度目の再生を断念し、焦りながら自分の仕事に向かった。
「R65」は笑いを愛する全ての者を笑わせ、そして笑いを志す全ての者を焦らせる、そんな作品である。
2007年6月。松本人志の「大日本人」、そして北野武の「監督・ばんざい!」世間の注目がこの二人の巨人の作品に集まる中、人知れずひっそりと、一人の怪物が息吹を上げたことをここに記しておく。そして(それは近い将来であろう)古屋雄作という才能が世に認知された日に「あ、僕なんで。彼の才能一番最初に見抜いてたの、僕なんで」と言う権利は、この水野敬也にあることをここに記しておく。