朝13分で、毎日1万円儲ける株 (アスカビジネス) の感想

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参照データ

タイトル朝13分で、毎日1万円儲ける株 (アスカビジネス)
発売日販売日未定
製作者藤本 誠之
販売元明日香出版社
JANコード9784756917041
カテゴリ » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 株式投資・投資信託

購入者の感想

日中仕事しながらの株取引していて、なかなか相場にはりついていられないので
本のタイトルをみて、これだ!と思い注文しましした。

が、大半は基本的な話し。ローソク足の見方やグランビルの法則やゴールデンクロスで買いシグナルなど
が解説してあって、超初心者本かと思いました。

しかし、株価を動かす材料がでたら、過去に似たような出来事が起こったときの株価を参考にしろ。とか、日経新聞の記事関連で好材料が出た企業の同業他社や取引先をねらえ、など書いてあります。ローソク足の見方もわからない人に、そんなことできると思いますか。
しかもそれを13分ですませろと。

一番読む気をなくさせるのが、途中のセリフや見出しに関西弁がでてくることです。
こっちは真剣に読んでるのに、意味もなく「~ちゃうか」と意味もなく関西弁がちりばめられているので、読みにくいし不愉快でした。

題名からあまり想像できませんが、いわゆる「材料株」の取引マニュアルです。
ほったらかしデイトレ術とありますが、実際には板に張り付いて細かく値動きを見る投機的なデイトレーダー向けです。
そもそもこういう材料株というのはいかに売り抜けるかが大切なのですが、本書は手仕舞いの仕方については詳しくなくやや片手落ちです。
とくに逆指値注文なんかは必須なので、どうでもいい前置きは削って逆指値やW指値、これらを扱っている証券会社の選び方あたりにもっとつっこんで言及しているとよい内容になったと思います。
あと本書を十分生かすには信用取引が必須ですが、それについても浅くしか扱われていません。

信用取引のリスクや取引のコツについてはもっと言及すべきです。
本書は投資初心者を読者として想定しているように思うのですが、そうであれば信用取引をしている初心者がレバレッジをかけてリスクを大きめに取って買った株を数時間でも「ほったらかし」にして安心して取引できるでしょうか。
行動ファイナンスの面からも適切なフォローが必要に思います。

文章が口語の関西弁で書かれているというのは気になる人は気になるでしょう。
逆に親しみやすさを感じる人もいるかもしれません。
ただ文体で読者層が限定されてしまう可能性があるのはもったいない気がします。

この本を本当に活用できる層は異様に限られるものの、内容自体は意外に悪くありません。
デイトレードにとって大事なのは深く考えすぎないこと、決断することです。
本書は決断について実践的で明確な指針を説いており、何より日本の相場に合致しています。

日経の報道がその日の相場の中で有力な売買セクターを作ることがあるので、デイトレードに挑戦してみたいという人が手っ取り早く相場を感じるのには最適です。
もちろんそういう材料株は値動きが荒くなるのでまずは実際に資金を投入せずに仮想売買してみるという練習が必要です。
そういう意味で仮想売買ができる証券会社を取り上げてもよかったと思います。

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