諷刺画で読む十八世紀イギリス ホガースとその時代 (朝日選書) の感想
参照データ
タイトル | 諷刺画で読む十八世紀イギリス ホガースとその時代 (朝日選書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小林章夫 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022599841 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
まず、ホガースの銅版画は細部が潰れてしまい 見るに耐えないレベル。細部が鮮明に描ける事が銅版画の細密さを楽しむ醍醐味なのに、全体像を大事にするあまり全く細部が見えない。拡大像が欲しいと感じる。
それと珍訳に著者が勝手な思い込をするあまり、一種「と本」の匂いがする。例を挙げると169頁のジンを飲ませる飲み屋(ジン・パレス)の看板のキャッチコピー「1ペニーで酔っぱらい2ペンス有ればグデングデン、清潔なストロー付き」と訳せば良いのに 著者の怪訳は「1ペニーで酔っぱらい2ペンスで酔いつぶれ、ただ飲みは綺麗な藁布団」だそうだ。つまり「ストロー」を藁布団と誤訳した上に「最後の綺麗な藁布団とは監獄に送られることを意味している、とまで書いてある。ここまでの怪訳は見た事がなかった。ちなみに酒場は「エイル・ハウス」居酒屋が「タヴァン」この著者は上智大で英文学を教えてるそうだが大丈夫か?「四谷の上智」じゃなくて「日夜の情事」じゃないか?18世紀の英文学が専門とか書いてあるが、世間一般の常識が欠如してないか?だいたい飲み屋の看板に藁布団とか書くか?然らば何故ストローが必要かと言えば、当時の英国の水事情で水は煮沸しないと飲めないので、水洗いもしていない汚いコップに直に口を付けないようストローをサービスしたのだ。誰も飲み屋で藁布団をサービスしないだろ。(この部分だが、コリン・ウィルソン著「殺人ケースブック」文庫版76頁以降に正しい解釈と翻訳がある。翻訳は高儀進氏=早稲田出身の翻訳家)更にビール横丁では質屋がボロボロで逆にジン横丁では繁盛しているのを複雑怪奇に解釈してるが、普通に考えれば裕福な連中が質屋に通うか?飲み代が欲しいから質屋に行くんだろうに。後半で正しい解釈も有るから不思議だ。下訳が違ってたのか?加えて 性的な意味を持つ「お約束」を隠そうと?変な解釈を繰り返している。1700年代の英国では2ペンス有れば街娼が買えたからダイレクトにソレを描いただけなのにね。ダイレクトに描きすぎて解釈に困った部分は無視されている。更に
それと珍訳に著者が勝手な思い込をするあまり、一種「と本」の匂いがする。例を挙げると169頁のジンを飲ませる飲み屋(ジン・パレス)の看板のキャッチコピー「1ペニーで酔っぱらい2ペンス有ればグデングデン、清潔なストロー付き」と訳せば良いのに 著者の怪訳は「1ペニーで酔っぱらい2ペンスで酔いつぶれ、ただ飲みは綺麗な藁布団」だそうだ。つまり「ストロー」を藁布団と誤訳した上に「最後の綺麗な藁布団とは監獄に送られることを意味している、とまで書いてある。ここまでの怪訳は見た事がなかった。ちなみに酒場は「エイル・ハウス」居酒屋が「タヴァン」この著者は上智大で英文学を教えてるそうだが大丈夫か?「四谷の上智」じゃなくて「日夜の情事」じゃないか?18世紀の英文学が専門とか書いてあるが、世間一般の常識が欠如してないか?だいたい飲み屋の看板に藁布団とか書くか?然らば何故ストローが必要かと言えば、当時の英国の水事情で水は煮沸しないと飲めないので、水洗いもしていない汚いコップに直に口を付けないようストローをサービスしたのだ。誰も飲み屋で藁布団をサービスしないだろ。(この部分だが、コリン・ウィルソン著「殺人ケースブック」文庫版76頁以降に正しい解釈と翻訳がある。翻訳は高儀進氏=早稲田出身の翻訳家)更にビール横丁では質屋がボロボロで逆にジン横丁では繁盛しているのを複雑怪奇に解釈してるが、普通に考えれば裕福な連中が質屋に通うか?飲み代が欲しいから質屋に行くんだろうに。後半で正しい解釈も有るから不思議だ。下訳が違ってたのか?加えて 性的な意味を持つ「お約束」を隠そうと?変な解釈を繰り返している。1700年代の英国では2ペンス有れば街娼が買えたからダイレクトにソレを描いただけなのにね。ダイレクトに描きすぎて解釈に困った部分は無視されている。更に