戦時下のベルリン: 空襲と窮乏の生活1939-45 の感想

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参照データ

タイトル戦時下のベルリン: 空襲と窮乏の生活1939-45
発売日販売日未定
製作者ロジャー ムーアハウス
販売元白水社
JANコード9784560082553
カテゴリ歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般

購入者の感想

戦時下のベルリンの市民の実生活を当時の市民の回想録、日記、インタビュー、数々のエピソード等を使ってベルリン市民の生活を再現した本です。戦時下の市民の生活にふれた本は少なくて、その意味で非常に興味のある内容の本でした。
戦争開始の1939年から45年までの配給、灯火管制、警察監視下での生活の心労、学童疎開、外国人捕虜労働者問題、ホロコースト、地下に潜って生きるユダヤ人や社会主事者等が詳細に記述されています
灯火管制によって交通事故夜連続殺人事件が続発するが、レーダーの性能向上の為事実上灯火管制が未意味になってしまったことや市民の多くが法をおかしてBBC放送を聞いていたこと、密告の蔓延でおびえる日々や闇市でばったくられたり、横柄な農民の姿や物資の横流しで私腹を肥やす党、軍部の幹部、戦争末期に大映画を製作して自画自賛するゲッペルス、レジスタンス活動やベルリン占領時のソ連軍の強姦等詳細に語られていて、当時のベルリン市民の生活が手に取るようにわかって大変良い作品でした。
戦争となると、どうしても前線の戦闘や作戦や兵器、戦術や軍人等の華やかに見える点に視点が行ってしまうが戦時下の市民の実生活をしるうえで読んでおいていい本だと思います。

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戦時下のベルリン: 空襲と窮乏の生活1939-45

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白水社から発売されたロジャー ムーアハウスの戦時下のベルリン: 空襲と窮乏の生活1939-45(JAN:9784560082553)の感想と評価
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