水滸伝 十一 天地の章 (集英社文庫) の感想

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参照データ

タイトル水滸伝 十一 天地の章 (集英社文庫)
発売日2012-09-28
製作者北方謙三
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

 梁山泊が宋国との全面対決に踏み切る時期について、慎重派の宋江と対立した早期決戦派の晁蓋が業を煮やし、限られた兵を自ら率いて出兵。あくまでこれはデモンストレーションに過ぎないが、裏では血みどろの諜報戦が激化。表だっての戦闘が小競り合いの駆け引きなので比較的静かな印象を受ける巻だが、様々な人間の心理が細かく描かれて味わい深い。そして最後に官軍側最強の老刺客史分恭が晁蓋に牙を剥く。彼の生涯も細かく描かれており、晁蓋に戦で敗れた敗残兵の中から梁山泊への帰順を促されて仲間に加わった矢先だ。ここはミステリーさながらのミスリードが冴えており、まさかこの男が、と言う意外な犯人的衝撃を受けた。

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