先生と私 の感想
参照データ
タイトル | 先生と私 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐藤 優 |
販売元 | 幻冬舎 |
JANコード | 9784344025196 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
佐藤さんを育てた人々の姿が生き生きと描かれていました。
感銘を受けたことは、幼い頃から佐藤さんの周りには、知的で何事かの信条を持っていたにもかかわらず、佐藤さんに同じことを信じるように勧める人がいないことでした。
(特に「まだ早い」と受洗を止める牧師さんの姿には誠実なものがありました。)
神様を信じないお父様と、神様を信じるお母様を始め、(平和な)革命を望む数学の塾講師の方など、思想に早くから多元的に触れていたことにうらやましさを感じました。
「自分の頭で考えること」
そのためにはどんな勉強が有効なのか?
本書の中では教科以外の多様な学びの形が示されていて、子育ての参考書にもなっているように思いました。
時代のせいもあるのでしょうが、『共産党宣言』を読んでいた小学生とか、信じられない場面も出て来ます。
(佐藤さんも『マルクス・エンゲルス選集』『レーニン全集』『金日成著作選集』『スターリン全集』などを中学生で初見していて驚きました)
私は佐藤さんとはちょうど一回り下ですが、大正教養主義の時代を過ごした保護者世代の雰囲気が佐藤さんの時代にはまだ残っていたのではないかと感じています。
すごい人にはやはりそれなりの先生がいるものだと感心しましたが、日本には垂加翁山崎闇齋のように、独学で大成した人もいます。
特別な先生なんていなくても、この本に刺戟されて、神保町の裏通りの古書店街が復活するくらい読書人がどんどんこの国に増えていくといいなと思いました。
感銘を受けたことは、幼い頃から佐藤さんの周りには、知的で何事かの信条を持っていたにもかかわらず、佐藤さんに同じことを信じるように勧める人がいないことでした。
(特に「まだ早い」と受洗を止める牧師さんの姿には誠実なものがありました。)
神様を信じないお父様と、神様を信じるお母様を始め、(平和な)革命を望む数学の塾講師の方など、思想に早くから多元的に触れていたことにうらやましさを感じました。
「自分の頭で考えること」
そのためにはどんな勉強が有効なのか?
本書の中では教科以外の多様な学びの形が示されていて、子育ての参考書にもなっているように思いました。
時代のせいもあるのでしょうが、『共産党宣言』を読んでいた小学生とか、信じられない場面も出て来ます。
(佐藤さんも『マルクス・エンゲルス選集』『レーニン全集』『金日成著作選集』『スターリン全集』などを中学生で初見していて驚きました)
私は佐藤さんとはちょうど一回り下ですが、大正教養主義の時代を過ごした保護者世代の雰囲気が佐藤さんの時代にはまだ残っていたのではないかと感じています。
すごい人にはやはりそれなりの先生がいるものだと感心しましたが、日本には垂加翁山崎闇齋のように、独学で大成した人もいます。
特別な先生なんていなくても、この本に刺戟されて、神保町の裏通りの古書店街が復活するくらい読書人がどんどんこの国に増えていくといいなと思いました。