文豪ストレイドッグス(13) (角川コミックス・エース) の感想
参照データ
タイトル | 文豪ストレイドッグス(13) (角川コミックス・エース) |
発売日 | 2017-08-04 |
製作者 | 春河35 |
販売元 | KADOKAWA / 角川書店 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
今回は面白すぎた。12巻を超えてると思います。不安を煽って煽って素晴らしい。ギルドキャラとの対比も素晴らしい。ギルド編はまともな人々が金のためや自伝のためなどそれぞれの思惑で動いているのに対し死の家の鼠キャラは全員が狂っている。これがとても上手く表現されている。バトルアクション漫画と考えれば文ストは物足りないと思います。だから「面白くない」と言われるのだと思います。しかし頭脳戦と考えればここまで上手く描かれている漫画はありません。トリックも良くできていますし。ただ中也VS乱歩をもっと深く描いて欲しかったのは事実。ここは結構ガックリきました。ただ作者の付箋を付箋と感じさせない描き方はとても素晴らしい。なんでこんなに面白く描けるの?ドストエフスキーがふたたびワザと捕まるのだろうなとは思っていました。マフィアに近づいたところで手に入れられるのは異能力情報だけなので異能特務課に近づきたいはずですから。ここからどんな風にドストエフスキーが活躍を見せるのか、ドストの能力の正体は?、死の家の鼠の異能者もまだまだ出て来そうですし、乱歩は大ピンチをどう解決するのか、非常に不安で楽しみです。12巻はシリアスでしたが今回は少しギャグっぽかったですね。しかしきっと14巻もまた災厄がやってくるのではないかなあとドキドキしています。連続して盛り上げていくのではなく盛り上げては少し下げ、盛り上げては少し下げを繰り返す動き方は本当にハラハラする。やばい面白い。ただバトル漫画を所望する人や最終回の予想を当てたい人には全くオススメできません。予想できないようによく練られた話だからです。