(文庫)夢は、強く思った人からかなえられる (サンマーク文庫 な 9-1) の感想

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この本を手に取った人は、テレビを通して見ていたアイドルたちの苦労や葛藤を、あたかも自分がその場面にいたかのような感覚で知ることとなる。
華やかな世界の裏ではこんな苦労があったのか…と具体的なエピソードを通じて、夢や希望を与えてくれている彼女たちに大いなる敬意と感謝を表したいと同時に、そのベースを築き上げてきた夏先生の功績と努力に頭が上がらない。

「鬼教官」としてのイメージをマスコミの演出によって植えつけられてしまっている夏先生だが、本当は人情味溢れ、一人ひとりと接することを心がけ、それぞれの良さを惹きだすための魔法を知っていることも、この本を持った手から、読んでいる目、頭、心で改めて知ることができる。

アイドルに対して投げかけてきた言葉たちが数多く紹介されているが、これはこの本を手に取るすべて人に共通して響くもの。
活躍するフィールドは違えど、夏先生の言葉は日常生活、ビジネスシーン、どの場面でも意識することが大事であり、人としての原点に立ち返らせてもらえる、いい機会を与えてもらった気がする。