TOMIX Nゲージ 223 5000系・5000系近郊電車 マリンライナー セットA 5両 98259 鉄道模型 電車 の感想

■ディティール
とくに欠点は見当たりませんでした。5000系と223-5000系の前部スカートの違いなどもしっかり再現されていますし、特徴的な各種ロゴもかなり精度が高く印刷されています。後付けパーツも5100（2階建て車両）の列車無線アンテナのみで、かなり扱いやすいです。

強いて言えば「相も変わらず中間車同士の連結がアーノルドカプラー」な点でしょうか。小さい子供向けという観点では扱いやすいかもしれないですし、旧客や貨物など、メーカー混成で編成を組まざるを得ないことがあるような品なら兎も角、現状ではどうしても「連結間隔が開く上に悪目立ちする」と欠点のほうが大きいです。
この辺、ライバルのKATOはだいぶ前からボディマウントカプラー装備が増え、欠点だった密連の下部フックも最近は不要になった新型が出てきてるので、どんどん差が付けられている要素で。TOMIXさんの場合、「HG仕様」だけがボディマウントカプラー標準装備ですが、そろそろHGとそれ以外をわける意味もないのでは・・・？と思います。（というか、ブックケースの紙カバーには「15歳以上向け」とはっきり書かれてますし、先頭車同士の連結用にはボディマウントTNが標準装備なので、子供用も何もないんですけどね）

■走行系
特に問題を感じませんでした。車両で言うと5002（クモハ223-5000に相当する四国車）がモーター車で、セットで走らせる場合、5両編成のちょうど真ん中になります。223-5000編成を外す場合は3両の端になりますが、3両編成であれば推進運転でも気にする程ではないでしょうし、安定感は。
フライホイールが程よく効いてますし、KATOに最近多い「0.5M式の先頭車」ではなく、ちゃんと4軸走行してくれます。それでいてライト系がちゃんと点灯するのは素晴らしい所かなと。（この辺、227系のノウハウが生きてる感じですかね）

■電飾系
ちょっとフォグランプとHIDの色分けが緩いというか、HID側が黄色っぽい印象もありますが、ヘッドライト部分の色分けもきっちりされていますし、テールライトも綺麗に光ります。