ワンパンマン 14 (ジャンプコミックスDIGITAL) の感想

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参照データ

タイトルワンパンマン 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)
発売日2017-09-04
製作者ONE
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

すでにさんざんレビューされていますが、ヒーローを描いたこの巻。
弱いと馬鹿にされていたスネークやイナズマックスが勝てる勝てないではなく、怪人に戦いを挑んだのは、無免ライダーの戦いを思い出させ、彼らもヒーローと再認識します。しかも、前とただ同じという訳ではなく、「弱いヒーロー存在価値はあるの?」馬鹿にしていたスイリュー中心からの視点で、強さ弱さではなく、存在することに意味があるヒーローのありがたさの答えを描いています。
ちなみに本人は自覚ないですが、スイリューだって十分ヒーローしています。後ろに避けられない一般人がいたら、避けるのではなく攻撃をうけとめたりしています。また彼の強さなら本人の保身だけならば裏切りや命乞いなどして助かることもできました。そうではなく、最後まで悪の怪人側につかずに戦い、勝てなくなっても、たとえみじめにみえようと、「助けを求める」弱い立場の人間としての戦いをやめなかった。「求めよ。さらば与えられん」ではないですが、叫び続けたからこそ「私が来た」ばりにサイタマがやってきて、救いをもたらした。最後に勝つのだけがヒーローではありません。
最後にギャグぽく落としていますが、サイタマが「ヒーローなんて誰でもなれる」なんていいます。これは「ダークナイトライジング」で「ヒーローはどこにでもいる」という言葉をおもいおこしました。
そう「ヒーローはどこにでもいるし、誰でもなれる」と。熱くて燃え燃えのこの巻でした。

主人公のさいたまが武術を体験するために格闘トーナメントへ参加するのですが、その格闘トーナメントのエンディングがこの巻かと思われます。(格闘トーナメントの優勝者は前巻で决定していますが、広い意味で本巻が格闘トーナメントの終焉と言えます)

ワンパンマンは、これまで小さなストーリー(強敵が現れ、そいつを倒すまでの流れ)の積み重ねで来ている訳ですが、その強敵がいかに強いかを、けっこう強い脇役が盛り上げてくれ、最後にさいたまが一撃で倒すという流れですが、今回も同じパターンです。
でも、そんなパターンが分かっているのに楽しいのは、ワンパンチで強敵を倒した時の爽快感にあると思います。

ワンパンマンの単行本をこれまで読んできて、震えるほどの爽快感は5回ほどありましたが、本巻はその5回のうちの1回が含まれています。
何度も読み返してしまいました。

また、強敵をワンパンチで倒した後で巻末にちゃんとオチも付いているのが良かったです。

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