ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 (文春新書) の感想

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タイトルヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 (文春新書)
発売日2015-06-19
製作者安田浩一
販売元文藝春秋
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

自分が理解できないもの評価できないものを徹底的に叩きたいという傾向の人たちが、今までひた隠しにしてきた自分の考え方を正しいと認めてくれるようなカリスマ的人物に出会ってしまったために、自分の差別主義をもう隠すことなく、前面に押し出し、仲間を募り、差別に異を唱える人たちを徹底的に叩き、時に恫喝に近い言葉で攻め立て、諦めさせるという手法で勢力を伸ばしている。
それはちょっとした意見の交換の場であるというようなネット上のコミュニティ、ごく普通の人たちが参加するような場でも臆することなく行われる。
暴力的な言葉で主張を繰り返し、抗議する人たちをも攻撃するから、恐れをなした人たちは撤退していってしまう。
空港の管制塔の乗っ取り事件のようなものだ。
一見ちょっと変わった人物にしか見えないが、そこで使われる言葉はいわゆるネット右翼特有の言葉であるため、わかる人にはわかるはずだ。
愛国という大義名分があるため、多少の抗議にはへこたれず、ますます使命感をもち、行動はエスカレートする。
しかし、路上のヘイトスピーチのように顔を出すことも、身分を明かされることもないので、悠々と行われ、本やドラマの感想といった文化的なネット上のコミュニティが荒らされるという結果になる。
つまりは日本の文化の破壊につながる恐ろしい行為である。
気に入らないメディア、テレビ局、新聞社どんなところにも直接電話で抗議することもいとわないような彼らの行動は、メディアの委縮を進めさせ、我々の知る権利を奪うものである。
静かに進んでいるこのような恐ろしい事態に多くの人が早く気づき、このような傾向にストップをかけなければならないと痛切に感じている。
そしてこのような人々の多くが現政権の堅固な支持者であることを付け加えておく。

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