小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール―家族農業を安定経営に変えたベンチャー百姓に学ぶ の感想

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タイトル小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール―家族農業を安定経営に変えたベンチャー百姓に学ぶ
発売日販売日未定
製作者澤浦 彰治
販売元ダイヤモンド社
JANコード9784478013007
カテゴリ »  » ジャンル別 » ビジネス・経済

購入者の感想

はじめに、おいら、同時期に
農業で儲けたいならこうしなさい! 有坪 民雄 (著)
を読んだため、良くも悪くも比較してしまいます。すみません。

本書は6次産業化を図ろうとしている方にはいいと思います。
悲しいことに、正直にいいものを作っていては農家は首をくくるしかない、というこの国の問題を、体験を交えて訴えています。
GATTウルグアイラウンド〜の余波で、それまで誠実にJAだの行政だのの言う事を信じてこんにゃく農業を営んでいた農家が一転、廃業の危機にさらされたところからの逆転劇として読むこともできます。
ですから前1/4は
恨み言か?
ともとれる警句が続きます。
TPPなど加入しても、「工業」ですら空洞化し、労働人口は減少の一途をたどっているのに国家として利益なんかあるわけないじゃん。農家がつぶれるだけじゃすまないよ。農家廃業しても働く場すらなくなるかもしれないじゃん。どうすりゃいいんだ?
と危機感を感じている方にはいいかもしれません。

私自身SEとしてコンサルティングの経験があるのですが、本書で語られる成功する秘訣には納得できるものが多いです。
成功するknow-howって共通点が多いんです。
反面、「農業」であるから、普通の9時5時サラリーマンと同じようにしてはならないことも実例で載っています。これは目からうろこ。

例えば、1日の違いで百〇十万の損失が出た話しなど、実例がバンバンかかれているので、説得力があります。
ただし、図表が充実しているわけではなく、
警句+エッセイ的な文章
という構成のため、いちいち読みとく必要があるのが、面倒と言えば面倒。
また、
たまたま成功したんじゃ A^^;
ソフト業界じゃありえねぇ
という微妙な項目もあり、他のknow-how本と併読をお勧めします。

おいら自身は、農家のアイデアを吸い取られるだけの6次産業化には、非常に否定的な考え方を持っています。
でも、6次産業化を考えているのであれば、読んでみるのも一興かと思います。

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