ザ・マシーン ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルザ・マシーン ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]
発売日2014-09-03
出演トビー・スティーヴンス
販売元ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
JANコード4548967101904
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » アクション

購入者の感想

他のレビュアー諸氏の指摘通り、今イチ「パッとしない」低予算SF映画であります。
特にこの手の作品がお好きな方以外にはちょっとお勧めしにくい至って地味な作品と言えましょうか。
ただ、これは好き嫌いが分かれるとは思いますが個人的には、このシリアスさ加減にちょっと惹かれるモノを感じたのも事実。

本作、設定がとにかく暗い(笑)。
この近未来においては西側と中国の間で戦争が勃発し不毛な消耗戦が続いているという状況が設定されております。
主人公であるAI科学者ビンセントは個人的にある動機を抱えて軍の秘密資金と研究施設をベースに自己認識可能なAIの研究を進めております。
そして新進気鋭の研究者エバがもたらしたオリジナルのAIプログラムの登場によってついにブレイクスルーが訪れます。
しかし研究成果を速攻で軍事転用しようとする権力側とビンセント&エバの間で不協和音が生じ、自意識を持つマシーンは思いもよらぬ行動に出るのですが。

と、粗筋を見た限りでも「ターミネーター」や「ブレード・ランナー」(本作の音楽はブレランの亜流っぽい)「アイ・ロボット」等の過去の諸作のモチーフを掻き集めた作品であるという印象は拭えません。
オマケに舞台は極秘軍事施設の地下ベースにほぼ限定されており、アメリカ映画の様なスケールの大きなアクションもスペクタクルも期待出来ません。
「マシーンの反乱」というお馴染みの展開を見せながら前半のシリアスさを考えるとラストは尻つぼみで楽天的過ぎるきらいも。

しかし傷痍兵を半ば実験材料として消費する研究施設の描写や脳に傷を負った兵士をセミ・サイボーグ化して治安兵として使う等、ディストピア的な描写は悪くない。
それとCGによるマシーン誕生の描写は中々に凝っていてこの部分はアメリカ映画に見劣りしない。
透明な外皮の中につながれたパイプからどろどろの赤い人工筋肉凝固剤(?)が注入されて人型にコーティングされて行く姿などは中々にSFぽくて良かったです。

イギリス映画らしいのはこの世界観だけでなく登場人物の背景も描きこんでいる点にあります。

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