内的時間意識の現象学 (ちくま学芸文庫) の感想
参照データ
タイトル | 内的時間意識の現象学 (ちくま学芸文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | エトムント フッサール |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480097682 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 西洋思想 » 西洋哲学入門 |
購入者の感想
訳者の言葉を引用すれば、「時間意識のなかには何が含まれているか、そして、そこからいかにして客観的な時間が構成されてくるか、を明らかに」した一冊。サルトルもデリダもレヴィナスも、本書に言及している。訳者曰く、「フッサールを批判し、新たな独自の現象学を展開するためにも、本書は、基礎文献あるいは必須文献だったのである」。その重要な一冊を、できるだけ初心者にもわかりやすいように訳した力作。訳者に乾杯。面倒だが、注にしっかり目を通しながら通読してほしい。解説にも是非目を通してほしい。今までフッサールを読んできて「いまいちわからん」「ついていけない」と思っていた人は、「前よりついていけるかも」と感じることができるだろう。