週刊ダイヤモンド 2016年 8/6 号 [雑誌] (どう生きますか 逝きますか 死生学のススメ) の感想

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第六章
「死と生の科学　臨死体験って本当ですか」が
とりわけおもしろかった。

『「超常現象」を本気で科学する』の著者、明大教授の
石田幹人氏によれば

記憶が形成されるとき、空想の産物を
現実と混同しては困るので、脳は
これは現実のできごとではない、と判定するためのラベルをつける。

このラベルがはずれると、幻覚と現実の区別がつかなくなる。

臨死体験は、空想だというラベルがないまま
記憶されるため、現実だと感じてしまう」

納得。

苛酷な修行をしているときに
神の声を聞いたり、明るい光に包まれたりして
「解脱」したと語る宗教家たちも
臨死状態のときに脳から
幻覚を見せられただけなのかもしれない。