トコトンやさしいシーケンス制御の本 (今日からモノシリーズ) の感想

リレーの仕組み、シーケンス制御の仕組みにとどまらず、シーケンス制御で使用するのであろう機器（ソレノイドバルブやエアーシリンダー等）の仕組みまで図解で解説しているので、特にひっかかる個所もなく理解できたページがほとんどでした。数ページのみ、何の解説もないまま突然新しいコード？が表記されたりして理解に苦しんだ個所もありました。が、全体的にシンプルにまとめられており、お勧めです。

ただ、残念な点として、個所は少ないですが誤植が目立ちました。「今まさに理解途中！」というところで誤植表記がドンッと現れるので「なんでそうなるの？？」と考え込んで、結局自分には理解できないんだな・・と苦しい思いをしました。たまたま、周りにシーケンサー関連業務の知人が複数おり、誤植と思われる個所を実際に見せて尋ねたところ、やはり誤植であろうという結論に達しました。

【誤植であろうと思われるページと内容】

※ 2012年7月24日 発行 (初版)

ページ45　：　見開き左ページの一番左下の図内【１番がa接点、２番がb接点】となっているが逆だと思われる。

ページ143　：　見開き左ページの右下のラダー図内、コード１行目の【X1 = X0ではないのか】　更に同じ行の【Y10 = M0ではないのか】　３行目コードの【X1 = X0では？】

以上の内容を業務でラダー言語をプログラミングしている方に確認したところ、上記のようなアドバイスを頂きましたので、共有できればと思います。

自分自身、素人なので理解不足や思い違いの可能性も否めませんが、上記の内容がもし誤植でしたら残念です。ただ、それを含めても、シーケンス制御の学習にとりかかる大きな助けとなりました。

一読の価値ありです。