天気と海の関係についてわかっていることいないこと (BERET SCIENCE) の感想

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参照データ

タイトル天気と海の関係についてわかっていることいないこと (BERET SCIENCE)
発売日販売日未定
製作者和田 章義
販売元ベレ出版
JANコード9784860644734
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 地球科学

購入者の感想

◇本書は、「はじめに」をみると「天気と気象についてわかっていることいないこと」「異常気象と気候変動についてわかっていることいないこと」に続く、筆保弘徳を共通の編者としたベレ出版のシリーズの3冊目らしい。奥付に続く「自社広告」の最初に特定の名前のない「シリーズ」として掲げられているところからみると、好評だったために途中からシリーズ化したのかとも思われる。

◇さて、世界の<わかっていることいないこと>を知る本だ。

人が、人の棲む世界が薄皮一枚の地球表面にしか過ぎないことを、それも70億人の一部が、知るようになって、地球誕生から46億も経って、ようやく、それほどの時日が経ったとはいえない。

薄皮一枚、500mlのペットボトルのキャップが地球の大きさだとすれば、それにサランラップを巻いている厚さ程度にしか、地球には水がないし、その大半が海水だ。大気はそれに2~3枚重ねた厚さだ。

薄皮一枚の厚さの隙間に、目に見えない埃やカビ以下の大きさしかない人間が生息している。そうした、人間にとって世界の中にあって、その殆どを占める人や他の生物以外を占める海や大気の気紛れに、歴史までを左右されてきた。

人類はまた、増田義郎によって発案された岩波書店の「叢書」名「大航海時代叢書」以来「大航海時代」と日本でいわれるように、高々、600年前まで地表の7割を占める海の殆どを知らないできた。ましてや、海の上の空との関係には無知であった。

◇本書は「海」の上の「空」との関係を、軍事と貿易という形で、国境をつくっては越境してきた人類が、先ずは「空」と「大地」には国境がない、気象学というものに今更ながら目覚め、さらには、最新の観測と科学・技術の進歩によって、「海」と「空」が、そして「空」が「海」と「大地」を分かたず繋がっていることが齎しているものを科学する、国境を優に越える気象学の最新の姿の一部を教えてくれる。

因みに、その鬩ぎあいを象徴するのは、「空」と「海」、二つのIMO、国際気象機関(International Meteorological Organization、現在はWMO: World Meteorological

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