誰も知らない憲法9条 (新潮新書) の感想

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参照データ

タイトル誰も知らない憲法9条 (新潮新書)
発売日販売日未定
製作者潮 匡人
販売元新潮社
JANコード9784106107252
カテゴリ » ジャンル別 » 社会・政治 » 政治

購入者の感想

要するに
・昔の法律には見出しがない。時代によっては旧仮名遣いだったり、
 旧字だったりする(当たり前!)から、六法全書の憲法は偽物。
 (そこをもって「誰も知らない」と言いたいのか?!)
・前文だけでなく、上諭も含めて読めば、現在の憲法は、旧帝国憲法の規定により
 全部改正された欽定憲法である。(ここはなるほど)
という部分で、本の前半を費やしている。
あとは、保守系の意見をつらつら並べているだけ。
ところどころに出てくる「だってそうでしょう」って誰と議論している?
真剣な本を書きたいなら、真剣に書け!
ひさびさに、
つまらない本を買ってしまった。

内閣支持率が急降下するなか、憲法改正の気運が遠のいている。そうしたなか、憲法改正派にとってはまたとない問題提起の書である。タイトルどおり「誰も知らない」ことが数々指摘され、挑戦的な論理が展開される。本書をよく読めば、日本国憲法には吉田茂の名前とともに内務大臣潮恵之輔の明記もある。「あとがき」によれば、著者はその親族であり、自身は自衛隊出身であるとともに防衛大学校に通う子供もいるという。これからのわが国の防衛・安全保障を担う人材に対して、憲法がその存在を認めていないことをよしとしない、との思いが痛切に感じられた。著者の結論に対して、不満をもつ保守派、改正派がいるのは理解できるが、反対派もしくは無関心派が過半数を超えるなかで、現実的に憲法改正(公明党的にいえば「加憲」)を実現することを優先している点を評価したい。改正派は根本的な変更を望むが、現在の政治状況では不可能だろう。改正を望む人たちで分裂している場合ではない。まずは国民的な議論を喚起するうえで、必読の書といっていいだろう。

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