少年陰陽師 こたえぬ背に哭き叫べ (角川ビーンズ文庫) の感想

《厳霊編》の第2弾。
今回のテーマは《夢》でしょうか。眠る事で視る事が出来る幸せな《夢》。来ない未来が《夢》でなら視る事が出来る…
読んでいて切なくなりながら…でも、何故か昌浩の《夢》は違った意味で切実な様でした（笑）良い夢の筈なのに、何故か目覚めての第一声が『悪夢だ…っ』ですから。これまでの苦労が偲ばれると言うか、何と言うか…（泣）昌浩、頑張れ。
これまでの流れからすると、後3冊ほど《厳霊編》は続くのでしょうか。本音を言えば、本編が後どれくらい続くのかが気になる所です。
皆が幸せになってくれれば何も言う事はないのですが、如何せん、長期連載。イラストレーターさんが変更され、やんわりと打撃が（泣）どうして替わってしまったんですか…詮無き事と解っていても、叫びたい！どうしてですかっ…もう諦めるしか無いんですけどっ…嘆くのは今回限りにしたいと思います…
…後は無事に完結してくれる事を切に祈るばかりですが、作者様の執筆速度が良く、新刊の発行が定期的である事だけが本当に救いです。
替わられたイラストレーターさんでは、おそらくこの先も本文中の挿絵はないまま行かれるのだと今は感じています。
ですが、これまで培って来た自分の中の記憶、前イラストレーターさんのイラストが本文を読んでいると要所要所で過りますので、これはこれで良いのだと思うに至りました（苦笑）
最終話まで後どれ位あるのか…くどい様ですが皆が幸せになる事だけを切に願いつつ、読み続けて行きたいと思います。