血と灰の女王(2) (裏少年サンデーコミックス) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル血と灰の女王(2) (裏少年サンデーコミックス)
発売日2017-07-12
製作者バコハジメ
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

作者が語りたいであろうテーマが、ようやく明らかにされます。

ぶっちぎりで熱い正義漢が主人公をやっているマンガです。
1巻のレビューでも書きましたが、グロ表現にさえ抵抗がなければ超おすすめな王道マンガです。
(個人的にそこまでひどいグロだとは思いませんが……)

この巻の見どころのひとつは、「絶対に間違ってる真っ暗な部分はある。けど白は無い。灰色の部分がね、ずーーーーっとどこまでも広く広がってるの。その中を走り続ける。血で血を洗い、真っ赤になりがらね。」
というヒロイン・ドミノのセリフがあったその次の話で、
別人物が主人公のことを「灰色の中の真っ白い瞬間」を探してると評しているところです。
このドミノと主人公の人物像の対比がとても好きです。どちらも考え方がきれいすぎて非常に好感が持てます。
まさしく少年マンガ、王道マンガらしい象徴的なワンシーンです。
※またこのシーンによって、このマンガのタイトル『血と灰の女王』の「血」と「灰」の意味が回収されました。

主人公は、ある日突然ヴァンパイアになったということ以外はまったく普通の高校生で、こういうダークファンタジーにありがちなひねくれ者やヤレヤレ系主人公みたいな性格をしておらず、嫌みがない好青年です。
作中の強さ的にも、気持ちでは勝ってるという描写は多々あれど、全体的に見ればせいぜい中の上ぐらい。
最強主人公が無双するという話では決してありません。

このマンガは、倫理的に悩める正義漢の主人公が「血で血を洗い、真っ赤になりがら」人間の「真っ白い瞬間を」探す、純情な少年マンガです。
グロがあるため少し人を選びますが、1巻を買った人は是非とも2巻も買って、作者が長く連載できるよう応援しましょう!!!
この作品は無料のWeb漫画で連載されています。私たちが単行本を買わなければ、すぐに打ち切られてしまいます。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

血と灰の女王(2) (裏少年サンデーコミックス)

アマゾンで購入する
小学館から発売されたバコハジメの血と灰の女王(2) (裏少年サンデーコミックス)(JAN:登録されていません)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.