『エリザベート』('02年花組) [DVD] の感想
参照データ
タイトル | 『エリザベート』('02年花組) [DVD] |
発売日 | 2003-02-10 |
出演 | 宝塚歌劇団 |
販売元 | 宝塚クリエイティブアーツ |
JANコード | 4939804120156 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » ステージ » ミュージカル |
購入者の感想
主要キャストの方々が本当に素晴らしい!!春野寿美礼さん演じる主人公トート閣下は黄泉の国の帝王であり「死」である。そのトートが大鳥れいさん演じる人間でハプスブルグ家出身の女王エリザベートに恋をする。死神であるトートの冷酷なまでの神秘性と、その彼(?)が人間に似た感情を持った時の、自身も何が起きたのか分からないけれど「彼女を愛している」という心の中の表現を、春野さんの美しい伸びやかな歌声と、怖い顔と切ない顔の切り返しで見せてくれる。ダンスも軸のブレもなくよくこれだけ歌いながら踊れるなと思う。大鳥さんのエリザベートは本当に美しい。特に後半の締め付けるような声で女王の心の叫びを歌うシーンは思わず泣いてしまった。。。暗殺者ルキーニ役の瀬名じゅんさんもコミカルさと得体の知れない不気味さとが織り交ざっていて役に成りきっている。その他国王や息子ルドルフもハマっている。宝塚らしい舞台セットの豪華さや最後のレビューも含めて何度見ても楽しい作品である。これ見て宝塚が大好きになった。残念ながら現在は皆さん退団されているようですが、ミュージカルや演劇で活躍されているようなのでぜひそちらも生で見たいと思った。新しい花組の『エリザベート』の明日海りおさんにもぜひ期待したいと思う。