古見さんは、コミュ症です。（５） (少年サンデーコミックス) の感想

とても楽しい！
私も古見さん程ではないですが、コミュニケーションが苦手なので、主人公の助力により友達の輪が広がるのがとても羨ましいと思います。
やはり、環境って需要ですね♪

１巻から５巻まで購入して、一気読みした。

古見さんのように、とても整った美人で賢いのに、著しいコミュ障（もとは、内気とか引っ込み思案などと言った）ゆえに存在感が乏しく目立たない女子、というのが、小学校から高校まで、いつもクラスに一人くらいいたような気がする。

第1巻の前半、凡庸な少年・只野君が古見さんのコミュ障（孤高に見えて実際は、対人恐怖症。　吃逆症もある模様）を見抜き、筆談が成立し、黒板に言葉が溢れるシーンは泣かせる。　古見さんの心の動きの描写が秀逸だ。　作者も、コミュ障の性格なのかも知れない。

サブキャラクターの筆頭、「なじみ嬢」は、中学のときは男の子だったのに、高校になったら女子高生に変身した男の娘（こ）。　どうやらトランスジェンダーあるいはIS(inter sex)らしいが、まだ第５巻目ではその謎は解き明かされない。

いろいろ、続編が楽しみだ。

【余談】
ときどき既視感のある画風・・・なんだったかな？と思いつつ、主人公の父親の雰囲気で、「メゾン一刻」の登場人物たちを思い出した。

この第5巻は、

コミュ（058）「ちょっと苦しいような気持ちです。」→尾根峰さん、察する
コミュ（059）「台風です。」→停電中に只野と通話
コミュ（060）「台風一過です。」→山井恋の邪な欲望浄化顛末
コミュ（061）「みんなでグルメです。」→煮田食堂の父娘とカリスマレビュアー
コミュ（062）「文化祭の出し物です。」→紛糾後、鶴の一声、的にクラス一丸
コミュ（063）「連れ添いです。」→連れション無理
コミュ（064）「文化祭準備です。」→尾鶏さんと友達になる
コミュ（065）「チラシ配りです。」→泣く子も黙って見惚れるこっこさん
コミュ（066）「文化祭前日です。」→綺麗な立方体御握り
コミュ（067）「メイドです。」→短いのと長いのと
コミュ（068）「只野くんもメイドです。」→女装姿を知人や妹達に見られ…
コミュ（069）「なじみちゃんのメイドカフェです。」→不適切営利行為を怒られる
コミュ（070）「文化祭です。」→お化け屋敷と未成年の主張と警策体験
コミュ（071）「文化祭です。２」→バンド演奏見詰める姿にドキッ
コミュ（072）「後夜祭です。」→最優秀賞取消とマイムマイム
おまけ→「只野ちゃんの胸を揉む。」「只野ちゃんの胸を揉む。２」
コミュ（番外編）「魔王城でおやすみです。」
→「週刊少年サンデーS増刊」2017年3月号に掲載されたコラボ漫画
次の巻の予告、です。

…という中味と、
表紙のカラーカバーを取り外した本体表紙部分の裏表紙の絵は、
第2巻第3巻第4巻と同様で、
収録話中に同様の絵のコマはあるけど、
吹き出しの台詞部分が、その裏表紙用に、変えてあって…
という遊び心ある仕様を継続中…まぁ、遊び心とは言っても、
同じパターンが続くと、
どうしても、新鮮味は無くなってくるけれど…。

今回は、10月になり制服の衣替え、から文化祭が終わるまで、
特に最初の数話を除けば、それ以降は全部、

古見さんがしゃべった！ 相手は
ちょっとたどたどしいけれど、ちゃんと成長？しているようで一安心。

新キャラも登場！
お姉さんキャラやおっとりキャラ、あれ？この女の子は？
お約束とは言え、しっくり来ているところが
おっとりキャラはかなり危険？
他にも新キャラ、親衛隊が、え、ファンクラブ？
え、このキャラにも？

只野くんはいじめられっ子？
本人は自覚していないが、思い返して見ると
先生まで

コミュお化けは相変わらず。
でもそれが災いして、山井ちゃんに殺されそうになったり 自業自得な面もありますが。
本当に性別はどっち？
山井ちゃんの病気はだんだん加速している気が非常にする。 気のせいではない。

上理ちゃんのもう一つの顔が明らかに！
前々回の流れからすると分かってはいましたが。 そしてそれに巻き込まれる、更に出てきた新キャラ親子。
結構な事をしておいて、美味しい想いを

そして文化祭！
文化祭も古見さんを中心に回る。
メイドさんがわんさかと。
やっぱり一番は言うまでもなく！

友達も増え、只野くんとの仲も進展？
次巻、10月。 冬休みに只野くんとの仲が更に！？ 楽しみ。
おにぎりの時の古見さんが一番かな？