ゴジラ(昭和29年度作品)【60周年記念版】 [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルゴジラ(昭和29年度作品)【60周年記念版】 [Blu-ray]
発売日2014-06-18
監督本多猪四郎
出演宝田明
販売元東宝
JANコード4988104850003
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » アクション

購入者の感想

このクライテリオン版と国内向け東宝版を直接比較してみました。

BDプレイヤー2台(パナソニック製の同等機)をAVアンプ経由でプラズマTVパナソニックVT3(ノイズリダクション機能はOFF)に出力。
同時再生しながら切り替えて、同じシーンを見比べました。
全編にわたってではなく、冒頭部から政治救助までと、ゴジラ東京襲撃のはじめから松坂屋のあたりまで、そして巡視船しきねから尾形・芹沢がオキシジェンデストロイヤーを持って潜水、
ゴジラと遭遇するまで、と部分的です。

クライテリオン版の特徴。
コントラストがはっきりしている。(黒い衣服や陰影が黒つぶれしているところがあり、明るい部分が白く飛んでいるところがある)
輪郭がシャープ。

東宝版の特徴。
明暗の階調が豊か。(ただし、黒があまり締まっていない)
輪郭はマイルド。

クライテリオンはとにかく、写っているものはなんでもはっきりくっきり見せるという画質なので、
画面中の文字を読んだり、合成の輪郭を見つけたりするのが容易。
ただし、全編に渡って粒状ノイズや傷(スクラッチノイズ)もはっきり写っています。

東宝版は少しぼんやりした印象がありますが、ノイズはあまり感じられず階調がよく出ているので空気感がよく伝わります。
また、音質はわずかに東宝版のほうが優れていると感じました。

スクリーンに映写された『ゴジラ』を何度も見た経験から、東宝版のほうが映画らしいとは言えます。
クライテリオン版ではっきりと見えてしまう合成ラインやマット画は、本来の上映プリントではうまくボケて全体になじんでいたと思います。

音声のことで補足すると、クライマックスのしきね船上で台詞のない何カットかが、東宝版ではまったく無音になってしまいます。
本来はごく小さく波の音や船のエンジン音など環境音が聞こえるはずですが、ノイズ除去の過程でSEまで消えてしまったのかもしれません。
クライテリオンではSEがちゃんと残っていました。

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