「わからない」という方法 (集英社新書) の感想
参照データ
タイトル | 「わからない」という方法 (集英社新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 橋本 治 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087200850 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
「使える新書」で紹介されていた事と、題名の分かり易さに惹かれて購入しました。
筆者の文体は独特で、多くの人にはくどい!と思われる物です。でもそのくどさは、筆者が”分からない”状態を出発点に調べ、書いた物であるので必然的なものだそうです。
会社においても学校においても、私達は多くのことに対して”分かる”すなわち”理解する”事を求められています。ところが、どう分かればよいのか全く分からない場合が多い事も事実です。それは、何をどう分かれば良いのかすら分からないからだといいます。そんな時には、手当たり次第に何でもやってみれば方向性が見えてくるとも言います。分かるためには、この方向性の把握が肝心と言い切っています。
また、”分かる”の過程において頭を重要視しすぎると、それは単に暗記になると言っています。体を使って体に染み込ませたものが本当に”分かった”事なんだと。だから、上っ面で勉強するのではなく、腰を据えて本気でこつこつやらなければならないと。
勉強することの真髄を見せる、大変優れた一冊です。
筆者の文体は独特で、多くの人にはくどい!と思われる物です。でもそのくどさは、筆者が”分からない”状態を出発点に調べ、書いた物であるので必然的なものだそうです。
会社においても学校においても、私達は多くのことに対して”分かる”すなわち”理解する”事を求められています。ところが、どう分かればよいのか全く分からない場合が多い事も事実です。それは、何をどう分かれば良いのかすら分からないからだといいます。そんな時には、手当たり次第に何でもやってみれば方向性が見えてくるとも言います。分かるためには、この方向性の把握が肝心と言い切っています。
また、”分かる”の過程において頭を重要視しすぎると、それは単に暗記になると言っています。体を使って体に染み込ませたものが本当に”分かった”事なんだと。だから、上っ面で勉強するのではなく、腰を据えて本気でこつこつやらなければならないと。
勉強することの真髄を見せる、大変優れた一冊です。