契約書作成のプロセスを学ぶ の感想

契約書に関する本としては、契約書の意義を説明した上で契約書の雛形を多く掲載したものが多いが、この本では契約書の根本的な考え方を学ぶことができる。しかも、会話ベースであるため、新任の法務部員や、契約書について基礎的知識がない方であっても、挫折せず読み進められると思う。ぜひ、本格的に契約書を学ぶ前に読んでほしい。

法務担当歴4年の者です。今年こちらの本を購入いたしました。なお、当社の法務部の図書にも同書がありました。
契約書に関する書籍は、とくに国際法務に関するものについては特に、ほぼ一通り読んできましたが、こうした対話形式の本は読者の層を問わず、読みやすいものに仕上がており、こちらの本も例外なく、硬すぎることなく、かつ大事なポイントを押さえていると思います。新しく法務の仕事に就いた方は、とっかかりとしてこの本を読むのがよいかと思います。
ビジネス法務や商事法務を個人で購入されている方は少ないと思いますので、このように専門誌の特定の連載を一冊の本にまとめてくださるのは非常に助かります。
なお、作者の方は現在アメリカのロースクールに留学中と伺っておりますので、次回は米国法に特化した同種の本を期待しております。