職業としてのAV女優 (幻冬舎新書) の感想

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タイトル職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)
発売日2012-09-14
製作者中村淳彦
販売元幻冬舎
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購入者の感想

 AV女優の収入はいくらか、なぜ、すごく綺麗な女性がAVなんかに出演しているのか、などを知りたくて本書を手に取った。
 濃厚な1冊だった。50ページほど読むと、読解力はまだ残っているのに、続きは明日でいいか、と本を閉じてしまうほどだ。
 大前提として、AV女優は「単体」「企画単体」「企画」の3種類に分けられている。野球でいえば1軍、2軍、育成選手、のように明確なランクがあるのだ。トップの「単体」は、名前を出して大々的に売り出されるAV界のアイドル。次の「企画単体」は、「単体」ほどではないが、1本の作品で主役をできる存在。残りの「企画」は、文字通り痴漢、人妻、痴女、SMなどの企画ごとに制作側から呼び出される女優名のない存在。全体のAV女優に占める割合は、単体5%、企画単体20%、企画75%。DVD1本当たりの平均的な手取り収入は、単体80万円、企画単体20万円、単体6万円、といったところ。
 AV女優になりたい女性は90年代以降、増え続けているが、AVアイドルとして単体デビューするような決定的にクオリティの高い女性は、スカウトマンが捕まえる。性産業など頭の片隅にも無い上流層を時間と労力をかけて口説き、最終的にAV女優にすることを目標に、対象と恋愛関係になることも珍しくない。そのために、半年や1年をかけることもザラだという。
 なるほど。こういうスカウトマンのおかげで、私は物凄い美人の性行為を、三千円ほどで見ることができるのか。それにしても、お金のためとはいえ(スカウトマンはクオリティの高い女性がAV出演をOKすると、作品ごとに、売上の15〜20%をスカウトバックとして受け取れる)、恋愛関係になってまでAVに出演させるとは、すごい倫理感覚だ。こんなスカウトマンに目を付けられた女性は、運が悪かったとしか言いようが無い。
 若くて綺麗な女性には、たくさんの猜疑心と、見えない危険を察知する能力が必要不可欠ということだ。

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