Winning Post 8 20周年記念プレミアムBOX の感想

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全体としての作りこみは底まで悪い感じはしません。WP7の路線にようやく戻ってきたか、という感じです。
ゲームの面白さはようやく生き返ってきたのではないでしょうか。

しかし、大きな不満があります。

過去、ウイニングポストはWindowsゲームとしてスタートしました。その後、ＰＳをはじめとするゲームに移植されていくわけですが、Worldあたりから移植前提に制作されています。したがって、過去に発売されたWP7のような抜群の操作性を誇る人気ゲームとは本作もかけ離れてしまいました。つまり、操作性が全くＰＣ向きではないのです。さもプレステをＰＣで遊んでいるかのような操作感です。マウスでは操作しづらいです。これは出走登録や、WP7にあったショートカットの廃止等で現れていますし、メインメニューからして腹が立ちます。

また、Worldあたりから不評になっていた実況ですが、これもあまり改善されていません。過去の色々なパターンのあった文字実況のほうがよかった気がします。レースシーンもグラフィックスはきれいなのですが、実況中は早送りできません。これもWP7のユーザーインタフェースのほうが優れていました。

コーエーは子供の頃からウイニングポストや信長の野望、果てはトップマネージメントやエアマネージメント等、今でも遊ぶに値する名作を生み出してきたので、一番商品を買っている好きなメーカーなのですが、PS移植を前提としたUIはPCユーザーには迷惑としか思えません。PKで改善するとも思えないですが、信長の野望創造でもかなりよい工夫をされていたのですから、PKではそうした工夫を希望します。